1987-09-02 第109回国会 参議院 科学技術特別委員会 第3号
運輸省は、かねてから旧国鉄を中心にやっておりましたリニアモーターカー、これは磁気浮上型で、現在ヘリウムを使っての極低温技術を利用しての超電導でございますが、これへのレベルアップといいましょうか、そういう点の研究をやろう。
運輸省は、かねてから旧国鉄を中心にやっておりましたリニアモーターカー、これは磁気浮上型で、現在ヘリウムを使っての極低温技術を利用しての超電導でございますが、これへのレベルアップといいましょうか、そういう点の研究をやろう。
それから、御指摘がございました超電導の技術でございますが、今度は打って変わりまして非常に低温でございまして、御指摘のように、マイナス二百七十度Cという絶対零度に近い温度を実現して、超電導の性質をつくり、それをコイルとして使うわけでございますが、超電導の線材をつくる技術とか、それをコイルに巻く技術とか、あるいは超電導状態を保持するための、極低温マイナス二百七十度Cというのをつくる極低温技術などの開発が
と同時に、超高温技術あるいは極低温技術といった限界技術を用いる、いわば革新的な発電方式、技術開発要素の多い発電技術という点も特徴でございます。そういうこともございまして、私とも早くから——昭和四十一年にこのプロジェクトは発足してございますが、四十一年以来、いわゆるナショナルプロジェクトといたしまして、工業技術院で取り上げまして進めております。現在その第二期計画目に入っておるわけでございます。
先ほどの高温技術、低温技術というような問題から、いわゆる耐熱セラミックとか、あるいは耐熱プラスチック、こういうものも生産されてきております。
ことにこの冷凍の問題は、主として成立ちが食品の冷蔵という点を中心としてでありまするけれども、御承知のように低温技術の問題は、単に食品ばかりではありませんで、製鉄、石油あるいはその他繊維工業、ゴムあるいは航空機工業、あるいはペニシリン等に広く応用せられる問題でありますので、単に食品部門ばかりでなく、わが国の学術の諸方面に非常な利益を与えられておることと考えております。